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☆受験生専用掲示板(パート2)☆
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747 名前:737:2008/02/01 12:14
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学校の逆機能化についてまず思ったのは私自身の高校時代のことである。
公立ではあるが文武両道を目標に掲げ大学受験には特に力を注いでいた。
そのため毎年成績ごとに3種類にクラスが分けられ、私自身そのすべての
クラスを3年間で経験した。そのためもあり3年次に所属した特進クラスは
受験ばかり意識させられ、息苦しくてたまらなかった。そんな中、野球部が
推薦の枠か何かで甲子園の出場を果たしてしまった。大会での成績もあるが
推薦の決め手となったのは進学実績から認められた文武両道の実践である。
学校の仲間としてとても喜ばしい出来事だったが、それが進学に対する執着を
さらに強めることになってしまった。教員たちは今まで以上に国公立大学合格
者数にこだわり、生徒に強制とも思えるくらい国公立の受験を勧めていた。
センターで失敗した生徒には正直聞いたこともない地方の国公立をとりあえず
受験させたり、思ったより点の取れた生徒には希望に関わらず一般に良いと
される大学の受験を勧めていた。私は運良く後者だったが、今の大学はずっと
志望していた大学なので断固拒否した。何が言いたいかというと、私の高校は
世間体を気にするあまりに本来の進路指導の意義を見失っていたような気が
するのである。私の高校は極端な例だが、履修漏れに見られるように同じ
ようなことは多くの高校で起こっているのではないだろうか。大学に入学
させるだけで満足している進路指導ではいけない。むしろ大事なのはそこから
であるのは言うまでもない。これらは進学に執着した現代の学校の逆機能化と
いえるだろう。