NO.10440025
人間の未来は既に決まっているのでは?
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0 名前:名無しさん:2004/09/17 06:28
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人間とて分子の塊である。
この世におけるあらゆる事象はその構成分子同士が絶えず化学反応を起こし変化することの
見かけの姿に過ぎない。
さて、人間は生まれた時点から数々の経験を経て人格を形成しながら生きていくが、
その経験とは大きく分けて他者の言動から得る受動的な経験と自らが引き起こす言動による能動的な経験の二つがある。
ところが、能動的な経験も、その言動を起こすに至った自らを形成したものがそれまでの経験によって形作られた人格である以上、
その全ては元をただしていけば能動的な経験であると言える。
またそれ以外に人格形成の要素として挙げられる、
生まれ持った時点での身体的特徴や能力なども全て受動的なものであるから、
すなわち人間の言動は全て自分以外のものによって引き起こされることになる。
そこで、冒頭に述べたように、世の中のあらゆる物は分子の化学反応で説明ができるので、
世の中そのもの、それを形作る万物は、ある一つの化学的な法則の下で変化し続けていることになる。
とすれば、無論、自分以外の万物のみからの影響で生きる人間の一生も、運命も、
そしてこの世のありとあらゆる事物の運命までもが、
化学的法則の観点からすれば、既に一つに決まっている、
否、決まっているというよりは、法則上そうなるほかない一つの運命が存在する、
ということが言えるだろう。
※但し、分子を形成している電子の動きについては、法則性が見つかっていないらしいので、
これは電子の動きにもある一定の法則があると想定した上での理論である。